グローバルな規模での産業化の過程で、自然資源の際限ない採掘と大量のエネルギー消費、化学薬品・肥料などの大量投入による土地改変、添加物・遺伝子組み換えによる食糧増産と大量廃棄が常態化してきました。このような加速する大量生産と大量消費にともなう地球規模での工業廃棄物と生活廃棄物によって空気・水質・土壌の汚染などの環境悪化が引き起こされており、人びとの健康な生活に深刻な影響を及ぼすのではないかと危惧されています。また、地球温暖化や気候変動が発生し、地球と自然の存続可能性にも大きな危惧がもたれています。いまや、環境意識を高め、環境保全に取り組み、環境負荷を低減し、生物多様性などの持続可能性の実現に挑戦することが、21世紀の重要な課題となっているとともに、未来の世代への義務として求められています。

この第2テーマでは、環境負荷を生み出す原因について分析しその方法を検討し、必要な規制とその在り方について、様々な角度から検討し提言を行うことを目的とします。

・大量生産・大量消費・大量廃棄と地球の生態系の危機

・環境民主主義の市民意識と決定への参加

・貧困と食品被害の負の連鎖

・環境規制強化と技術開発・エコデザイン

・持続可能な開発と国際協力(SDGs)

最近の研究会

講演会:学校法人日本大学の一連の事件と諸規定の課題

日大問題が社会から厳しく批判される理由は、企業などの社会的組織の不祥事のレベルを超えているからである。日大は、日本の私立大学の中で2番目に高額の補助金(私学助成金)を受け取っているからである。それは、約90億円に上る国民の血税である。私立大学を所管する文部科学省は、一連の不祥事の象徴ともなっている日本大学を見過ごすことが出来ず、厳しい「指導」文書を、加藤新理事長宛てに発出した。
そして今、私立大学全体に対する組織体制の見直し・ガバナンス改革が重要な社会的課題に上っている。しかし、そのための議論は利害の対立をはらみつつ、迷走状態にある。

講演会:廃炉の時代から地域経済活性へ

美浜原発に美浜町町議として反対を唱え続けてきた、松下照幸さん。今回の講演では、美浜原発の歴史から現状、問題点をご指摘いただきます。そして脱原発の道筋と、地域経済の活性化、地域自治のありかたまでを、お話しいただきたいと考えています。

勉強会:ミャンマーの状況について ―― 2・1クーデターから9か月 ――

サッカーワールドカップアジア2次予選の試合で国歌斉唱のとき「三本指」を立てたミャンマー代表選手がいました。日本政府は、軍への抗議を世界に示したピエリアンアウン選手の日本亡命申請を、異例の短期間で認めました。これまで頑ななまで難民認定をほとんどしなかった日本政府ですら認めるミャンマーの人道危機。
2月1日にクーデターが起きてから、ミャンマーで何が起き、これからどうなるのか。