7月研究会:映画『サイレント・フォールアウトーー乳歯が語る大陸汚染 』試写会
7月定例研究会は映画会(試写会)として開催します。
ドキュメンタリー映画・放射線を浴びたX年後 Ⅲ
サイレント・フォールアウト ― 乳歯が語る大陸汚染
プロデューサー・監督・撮影: 伊東英朗(いとう ひであき)
ナレーション:日本語版 加藤登紀子
2023年作成/1時間36分
日時:2023年7月16日(日) 14:30開場 15:00~16時40上映
会場:立教大学池袋キャンパス12号館
内容・解説;
アメリカで行われた核実験は1951年以降928回に及び、そのうち100回は大気圏内核実験であり、アメリカ大陸は放射能汚染にさらされつづけた。アメリカ原子力委員会はストロンチウム90が全米の牛乳を強く汚染していることを把握していたが、国民に知らされることはなかった。
しかし1950年代なかばから国民はこの事実を徐々に知ることになり、放射能汚染の影響が強いとされるセントルイスで女性を中心とした「乳歯調査」と呼ばれる活動が行われた。ストロンチウム90は骨や歯に留まるので、抜けた乳歯を検査すれば子供が被爆しているかどうかを証明できる。集まった32万本の乳歯の検査の結果、子供たちの被爆が裏付けられた。
その事実を受けて当時のケネディ大統領は1963年に大気圏内核実験の中止を決断した。しかしアメリカ市民の被爆は終わったわけではなかった。2017年、ネバダ核実験場から遙か離れたアメリカ東部のハチミツから、核実験由来のセシウム137が発見されたのである。放射能汚染は過去の話ではない。
この映画は伊東英朗監督がアメリカ大陸の放射能汚染アメリカの人々に知らせたいと、2022年6月から8月にかけてアメリカ各地で被爆者、研究者など30人を取材し、入手した4000ページを超える文書をもとに作り上げたドキュメンタリーである。
今回の上映は、今後アメリカ各地での上映活動に先立ち行われるものである。(以上の内容、解説は文化庁のチラシをもとに作成。)
参加方法;
- 会員はZoom(後日案内)での参加も可能ですが、非会員の方は対面での会場参加に限らせていただきます。
- 会場参加への申込が会場の定員を上回った場合は会員を優先し、非会員の方は先着順の受付とさせていただきます。
- 参加費は無料ですが、当日は受付で募金案内をさせていただきます。あらかじめご了解ください。
- 参加ご希望の非会員の方は、application@aeeri.org 宛てに、「①お名前、②ご所属、③ご連絡先メールアドレス、④連絡先電話番号」をご記入のうえ、2023年7月10日までにお申し込みください。参加の可否は、7月14日までに、ご連絡先メールアドレスへお知らせいたします。